2009年6月14日日曜日

オバマジョリティと被爆3世の11歳の女の子


先月、5月のことになりますが、国連で核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会が行われ、平和市長会議(Mayors for Peace)の代表として、秋葉広島市長と長崎田上市長が参加の為にNYに訪問しました。

秋葉市長は演説で「オバマジョリティ」というオバマ大統領とマジョリティ(多数派)という造語を用いて、4月のオバマ大統領のプラハ演説を讃えると共に、2020年までに核全廃を達成するというヒロシマ・ナガサキの目標の実現を求めました。

市長たちと同時に広島・長崎からも被爆者たちがNY入りし証言しましたが、その中に被爆3世の11歳の少女がいました。

その少女の証言をSGIにて聞く事が出来ました。おばあさんと一緒に証言活動を始めたという彼女は8歳の時、原因不明の腹痛に襲われ2週間ほど入院したそうです。彼女のお母さんは彼女が生まれる前に血小板が減る難病を患ったと言い、自分が今この世にいることに感謝していると話した。

知人が幾つかの高校で証言活動があり、その通訳として参加したのですが、自分たちとはほぼ同世代のこの少女の話には衝撃を受けていたとの事。知人は、被爆者たちが高齢化となっている今、これからは被爆者2世、3世が証言活動をしていく時代だと強く主張していました。

その証言から1ヶ月、広島では核兵器廃絶の「オバマジョリティー・キャンペーン」が始まるようです。