2009年8月16日日曜日

ニューヨークの広島・長崎追悼セレモニー


8月5日、今年もまたここニューヨークより広島・長崎原爆投下祈念セレモニーがNY仏教会にて行われました。

NY仏教会で行われるようになって15周年、共催のUniversal Peace Dayは25周年を迎えるという今年は原爆投下64周年目を迎えました。

広島原爆投下時間に合わせて、8月5日午後7時15分に集まった約100人が黙祷を捧げました。"No More Hiroshimas and Nagasakis"を掲げたバナーが広島で被爆し海を渡ってきた親鸞聖人の像の前に置かれました。

セレモニーの後はキャンドルを灯し、サイレントウォークでThe Church of St. Paul & St. Andrewまで歩き、その後はキリスト教、仏教、イスラム教、ユダヤ教のリーダーたちとミュージシャン、被爆者、子供たちの朗読と歌などのコンサートが行われました。

この様子は日本へもニュースで流れました。http://www.youtube.com/watch?v=e5MfQBZtBpg

オバマ大統領のプラハ宣言から盛り上がっている核不拡散運動は、特に日本から大変期待されています。秋葉忠利広島市長は「オバマジョリティー」という言葉を使い、平和宣言の最後を「Together, we can abolish nuclear weapons.(力を合わせれば核兵器は廃絶できます)Yes, we can!」と締めくくりました。

しかし、まず日本国内の「核の傘」問題を解決しなければならないでしょう。その中で、核兵器について広島市民、長崎市民だけでなく、もっと多くの日本の市民にも意識を持たせた事は一歩前進したと言って良いかもしれません。

更なる「人事(他人事)」意識からの脱出。

それが日本が世界に進んでいく為の何より大きな課題なのではないでしょうか。